vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

フォンタナ・フレッダ1958年

イタリア クーネオ/ピエモンテ・アルバ DOCバローロ地区
●フォンターナフレッダ1958年(送料無料)
優良生産者が秘蔵していた当たり年のヴィンテージワイン!
もうすぐ還暦を迎える頃になると、
現存数が少なくなり、価格は高騰しがち。。。
こちらのワインも入荷のたびに価格が上がっています。

イタリア統一後の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の息子が
相続した狩猟地を切り開き、ネッビオーロを植えたのが始まり。
(畑の半分以上)社名は敷地内に湧く冷たい泉に由来。

最高のネッビオーロが育つことで名高いセッラルンガ・ダルバ村において
バローロの約15%を造っているフォンタナフレッダ社は設立から
100年以上を経た今、変革の時を迎えています。

1999年に若きエノロゴ(醸造家)ダニーロ・ドロッコ氏を招聘。
2002年、テニメンティ(大地を意味する造語)シリーズをリリース。
頭文字のTとFをあしらったシンプルなロゴと斬新なラベルは、
ベルガモ出身のデザイナー、ベルサネッティ氏によるもの。
偉大なテロワールの力を表現しています。

ロッコ氏は、伝統を受け継ぎ、昔からある畑やワイナリーの
自然風土を尊重したワイン造りを続ける一方で、
近代技術と科学的な知識を踏まえた醸造方法を導入しました。

ヴェンデミーア1958はヨーロッパ全域が不作の中、良好な作柄となりました。
近年に蔵出しされた個体であり、液面は高めで良好な保管状態です。

抜栓直後はイタリアの古酒らしく、少し紹興酒的な個性を感じますが
温度が上がるにつれ、本来のオレンジ、イチジクのようなアロマが湧き上がります。

冷えていると深い味わいが閉じるため20〜22℃で
中ぐらいのワイングラスで時間をかけてお召し上がりください。
徐々に古酒特有のクセが無くなり、本来の広がってきます。

ネッビオーロが本来持っている綺麗な酸と
古酒にしかない滋養強壮に良さそうな旨みが心地よい作品。

万全を期すため船便ではなく航空便にて入荷しました。
(船便だと安価ですが、1ヶ月の輸送では古酒に与える影響が大きい)

赤ワイン  容量:750ml 品種:ネッビオーロ100%
定温輸入後、定温、定湿度の当店セラーにて保管



9月10日のカジュアルワイン会は
牛串と樽熟成の赤ワインのコンビネーションでお愉しみください。

カリフォルニア、ポルトガルから満を持して飲み頃を迎えた赤、
そして世界最古のワイン産地では?といわれるモルドヴァ産も登場!
(蒸し暑くなる可能性も考慮し、重すぎるタイプは選んでいません)

黒をイメージさせるワインなので、抜栓直後は硬いのですが、
酸素に触れさせることで、表情は一変します。
お好みにも依りますが適温は15~20℃ぐらいでしょう。

似かよったタイプながら、じっくり飲み比べると
違いがどなたでも分かるはずです。

いずれも試飲を重ね厳選した作品ですので、ぜひ肉と一緒に
一本ずつ時間をかけて入念に味わってくださいね。