vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

熱燗の誤解

みなさん、熱燗ってお好きですか?

私は大好きで、飲んだ瞬間にホッと暖まる感覚は日本人で良かったと思います。
ところが、お燗は飲み会に出る酒が殆ど良くないから、苦手意識を持たれがち…orz

熱燗は「悪い酒を少しでもアルコールを飛ばして飲む方法」といわれることもありますが、
実はそれは逆なんです。本当に旨い酒しか熱燗では頂けません。

なお、酔いやすいのは本当ですが、冷やと違って回りやすい分、深酒にならないのです。
つまり身体にも良いということがいえるでしょう。
(勝駒は冷やが絶品ですけどね)

日本の文化を伝えていくには、ちゃんと美味しいものを業界も造ってほしいと切に思います。
そこで初めてチューハイ、ビールだけでなく日本酒も可愛がって頂けるのでしょうから。

燗に向く酒は一般的に
●ほどほどにお米を磨いた酒(純米大吟醸よりは純米吟醸クラス)
醸造アルコールを「多用していない」もの
●やや甘口の酒(燗だと余計に甘くなるのでは?と思われますが、辛口だとツンときます)
●古酒 (別次元の美味しさへようこそ)
などです。(例外もあり)

~お燗の粋な表現~
30℃ 日向燗  (ひなたかん)
35℃ 人肌燗  (ひとはだかん)
40℃ ぬる燗  (ぬるかん)
45℃ 上燗   (じょうかん)
50℃ 熱燗   (あつかん)
55℃ 飛びきり燗(とびきりかん)