vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

ドイツ フランケン ロマンチック街道のワイン ヴュルガーシュピタル

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Frankenは、ドイツ・バイエルン州最北部。

歴史的にはバイエルンの領域に属さない自治都市が集まり、19世紀以降に併合された。
バイエルン州の中では比較的プロテスタントが多く、文化も同州南部とは異なっている。

ヴュルツブルクを中心にフランケンワインの名産地として知られ、
ロマンティック街道が南北に、古城街道が東西に通る観光の要所である。

なお、地域名称としてのフランケンという語はフランク族に由来するが、
古代ローマ帝国時代や民族大移動期の歴史上の「フランク族」とは直接関係ない。

ドイツ フランケン地方 ヴュルツブルク ~ヴュルガーシュピタル醸造所~
銘醸地「シュタイン」中央部、特に「シュタイン・ハルフェ」と名づけられた最良区画の単独所有者。

ここには何と!!世界最古の1540年産ワインがセラーに残っています。
「世界のワイン地図」(ヒュージョンソン&ジャンシス・ロビンソン著)では
長命を立証する「500年前だが味は生きていた」とコメントを寄せられています。

しかしいつ開けるのでしょう…??夢のような話ですね。

●ヴュルガーシュピタル ヴュルツブルガー シュタインハルフェ ショイレーベ カビネット 2005
麦わら色、林檎や洋梨を想わせる優しい果実香。
口内で爽やかな酸味が弾み、力強くミネラル感の余韻が感じられます。

爽快なだけでは終わらない底知れぬ深み…
他のドイツワインとは一線を画す厚みこそ、フランケンでしょう。
ボックスボイテルの特殊瓶に入っています。

白 やや辛口 品種:ショイレーベ  通常3500⇒税込2980円

※ショイレーベ:Scheurebe
ドイツ、オーストリアで見られる白葡萄。
シルヴァナーとリースリングの交配品種で濃厚なグレーブフルーツ的な香味がある。
酸はリースリングほど高くはないが、長期保存可能。

※フランケンの上級クラスワインは通常、ボックスボイテル瓶に詰められます。
18世紀に粗悪なワインを取り締まっていたヴュルツブルク市が、ビュルガーシュピタールに
初めて使用を許可しました。ボックスボイテルの誕生です!(ワインが純粋である証)

中世には薬瓶として、高価な貴重品を入れるものに用いられましたが、
実は直訳すると「山羊のキン●マ」…由来は瓶のない時代に、
水筒代わりに持ち歩いたのが始まりだとか、
農夫が樽からワインを分けてもらおうとしたが、容器が見つからず、
この袋に入れたら、美味しくなったという言い伝えもあります。(ホンマかいな~)

ビュルツブルクのビールはこちらです。
ロマンティック街道を訪れた方は、もう一度ドイツの光景に思いを馳せるかもしれません。
http://blogs.yahoo.co.jp/samuchosamucho/33331781.html