vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

ベルギー フランダースの犬 ネロとパトラッシュのビール

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フランダースの犬(原題:A Dog of Flanders)は
英国のマリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー(Marie Louise de la Ramee)の小説
ペンネーム=ウィーダ(Ouida)

舞台はベルギー北部のフランダース(フランドル)地方。
現在ではアントワープから南へ6kmに位置するホーボーケン(Hoboken)が
主人公が生活した村と考えられています。

この作品を執筆した頃には、ホーボーケンにはまだ風車が残っていて、
アロアのモデルと思しき女の子がいたことも確認されている。

原作が書かれたのは1872年ですが、日本語版は…

1908年(明治41年)に『フランダースの犬』(日高善一 訳)出版。
当時は西洋の名が受けにくいと考えられ、
ネロは清(キヨシ)、パトラッシュは斑(ブチ)と訳された。

1929年『黒馬物語・フランダースの犬』(興文社、菊池寛 訳)、
1931年『フランダースの犬』( 玉川学園出版部、関猛 訳)など他にも訳がある。

1950年以降は、多くの出版社が手がけ、活字以外にも1975年に日本で
テレビアニメシリーズが製作され、絶大な人気を得ました。

私も幼少の頃、毎週欠かさず観ていた気がします。(しかしストーリーは殆ど忘却…)

原作は英国人のため「フランダースの犬」は地元には知られず、
日本人からの質問で、物語の舞台になったことが判明しました…。

アントワープ駅前にはネロとパトラッシュの像があります。

日本版アニメ オープニング曲
http://www.youtube.com/watch?v=IMfVDNaBB_I

ドイツ語版アニメ スペイン語もありました。各国語の勉強にどうぞ!?
http://www.youtube.com/watch?v=_9TVvvLA4WU

話を知っていれば感激のラストシーン!?
http://www.youtube.com/watch?v=4CgnKs1cmpg

ベルギー ホーボーケン  デ・アーレント醸造所(Brouwerij De Arend)
1955年までビール醸造所として稼動、残念ながら現在は行っていません。
ワイン輸入元、清涼飲料問屋として存続しており、
この「パトラッシュ」は1996年創設のプルーフ醸造所に生産委託したもの。

ベルギーでは委託醸造が盛んで、日本酒の桶買いやワインのネゴシアン業などを想起しますが、
高品質であることが多く、時代の潮流なのでしょうか…。

孤児のネロと忠犬パトラッシュの哀しくも美しい友情物語に感激したオーナーが、
高品質のビールを造りたいという思いから誕生したのがネロとパトラッシュ。

との事(^^;

●ネロ・ブロンド Nello's Blond    
2000年に誕生。コリアンダーを効かせたアルコール7%のブロンドエール。
ベルギービールを御存知の方は想像通りのオレンジ系風味。
スタイル:ベルジャン ゴールデンエール

●パトラッシュ Patrasche
創立110周年を迎えた2006年に誕生したアルコール8%のブラウンエール。
スパイス・黒糖を想わせる香り、ロースト麦芽の香ばしい甘味が魅力です。
ちゃんと美味しくて驚きました(笑
スタイル:ドュベル

こちらにあります↓
http://www.yoshidawines.com/product/182

当店でも好評ですが、数年内に輸入中止になると想像しています。
気になる方はお早めに。