vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

シルヴァン・ロシェ ボージョレ フルーリー ムーランナヴァン 2004

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フランス ブルゴーニュ地方 ボジョレ

リヨンの北に位置する産地で、行政はローヌ=アルプ、ワインはブルゴーニュに分類される。
Beaujolaisの表記・呼び方は「ボージョレ」「ボージョレー」「ボジョレー」など散見されますが
現地では「ボジョレ」だそうです…。

さて、新酒ばかり注目されがちなボジョレ
特級地区の高品質葡萄は、熟成ワインに殆どが回ることを御存知でしょうか?

クリュ・ボジョレと呼ばれる、特級ワインなのですが、
充分な日照量を得られる斜面の畑から産出され
製法もヌーヴォーとは異なり、熟成に耐える通常の醸しを行います。

20年以上のポテンシャルを誇るものもあるんですよ!

範囲は限定され下記10ヶ村の名が付いており、一般的にBeaujolaisの名は目立ちません。
サン・タムール (St. Amour) シェナス (Ch??nas) ジュリエナス (Juli??nas)
ルーブル (Chiroubles) ブルイィ (Brouilly) コート・ド・ブルイィ (C??te de Brouilly)
フルーリー (Fleurie) ムーラン・ナ・ヴァン (Moulin ?? Vent) モルゴン (Morgon) レニエ (R??gni??)

※不作年はこの地域から格下の「ボジョレ」名で出荷される事もあります。

~シルヴァン・ロシェ~ ランシー村
ボジョレに魅せられ、15年勤めたパリのラジオ局を37歳で退社。
醸造を学び2000年4月に創業しますが、畑の歴史は18世紀後半からで、
約200年に亘り様々なオーナーに継承されました。

「ワイン造りにもっとも大切なことは、熟した葡萄だけを選別し醸造すること。
冬の剪定、秋の収穫まで畑に多くの手間をかける事が重要」と言いきる。

ボジョレのコンクールでは常連の一つで、畑から醸造まで全て手作業。
除草剤や化学肥料、農薬などを使用せず収穫も機械に頼らず
「リュット・レゾネ」と呼ばれる自然農法を実践しています。

●シルヴァン・ロシェ  フルーリー 2004   Fleurie
やはり熟成ワインは美味しい…フルーリーという名が表すとおり、
3~5年を経て苺、さくらんぼを想わせる香りが華やか。
アルコールは落ち着きながらも色調はルビーを失わず、
赤ワインが苦手でも素直に美味しいと感じられるでしょう。

●シルヴァン・ロシェ  ムーランナヴァン 2004 Moulin A Vint
イチゴのような果実味や清涼感を感じ、特級の中で最も魅力的と賞賛され
廉価ボージョレとは一線を画します。ムーランは「風車」の意で、丘の風車に由来。


南仏では「夏ロゼ」は定番ですが、この2本も夏に向いてます。
タンニンが控えめだと冷やしても心地良いし、温度上昇で更に美味しくなるのでBBQの友に最適♪
気付いたら1本開きますよ。

木陰で涼しげに、特級ボジョレを飲むと美味しそうですね。
私もお気に入りで何度も紹介しています。

ボディ:ライト~ミディアムボディ 管理:セラー下部の12度で保管
品種:ガメイ アルコール13度 適温:12~16度
料理:生ハム、チーズ料理、ソーセージ、すき焼きなど
各種 750ml 税込¥2310  ブログ限定特価¥1980 (12本で更に10%オフ)

※昨年のボジョレ・ヌーヴォーが未だにスーパー・コンビニなどで
激安特価&常温放置されていますが、賢明なお客さんは控えましょう^^;
タンニンの少ない新酒は、通常なら数ヶ月を限度に劣化に向います。
(15度以下の保存でしたらその限りではございません)