vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

アルザス ポール・ジンク ゲヴュルツトラミネール 2005

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フランス アルザス地方 エギスハイム ~ドメーヌ ポール・ジンク~
アルザスワイン発祥の地と伝えられるエギスハイムにて1964年に設立された新興醸造所。
父のポールと1997年に後を継いだ息子のフィリップが運営しています。

アルザス南部の名立たるグラン・クリュを一部所有しており、畑としては一級品。
だけど知名度はカラッキシだよ三級品♪

生産量の70%が現地消費される「地酒」だからリーズナブルなんです。
(主な輸出国は英国、米国、日本など)

手摘収穫した完熟葡萄のみを求め、潰れた葡萄は全く用いません。
豊かなアロマと絶妙なバランスで、
グラン・クリュの貫禄を備えている。ギド・アシェット誌やクラスマン誌も絶賛。
ゲヴュルツトラミネール種のワインには目を見張るものがありますね。

「情熱は最先端技術と結びついてこそ、芸術的なワインになる」が信念。
http://www.zinck.fr/

栽培品種:ピノブラン、リースリング、ミュスカ、ピノグリ、
ピノノワールシャルドネ、ゲヴュルツトラミネール
(ドイツ名:ゲヴュルツトラミナー。ヴァンダンジュ・タルディヴも含む)

PZのクレマン・ダルザスはピノブラン、ピノノワールシャルドネの混醸から成る。

●ポール・ジンク ゲヴュルツトラミネール 2005 
  Paul Zinck   Gewurztraminer 2005
幕が開いた瞬間、エキゾチックなショーの開始。

グラスに注がれるのを待たず、ライチ…マンゴー…グァヴァは

情熱的に(だが涼し気に)甘く踊り始めた。

これぞアロマのシンフォニー。

そう…このワインは赤道小町である…

舌の上を流れた瞬間の甘やかな香味は、一目惚れの恋のようなもの。

この女性を口説き落とすなら…情熱的に燃えるような辛いソースの生春巻きか。

いや、レモンパイなど柑橘系スウィーツで気を引いてみろ。

チーズならロックフォールも悪くないだろう。

白 中口 適温5~7度 アルコール%
品種:ゲヴュルツトラミネール  飲み頃2007~2012年 
¥1980⇒期間限定特価¥1780

※スクリューキャップになりましたが、伝統を重んじるフランスでは大胆な事…
商業主義ではありません。ブショネによる果実味の喪失を残念に思う生産者の信念です。
長期熟成タイプではない白だったら大歓迎。

※アロマ系品種には「ヴィオニエ」や「シュナンブラン」も挙げられますが、
ヴィオニエほど苦くなく、シュナンほどのトロミは感じません。(生産者にも依りますが)