vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

ジャン・テヴネ マコンクラッセ・ボトリティス[1992]年

1991、1992年って最近だと思っていたら、もうおっちゃんかも(苦笑)
私は大学生でした。あなたは何をしていましたか?


フランス/ブルゴーニュ地方 マコン
●ジャン・テヴネ マコンクラッセ・ボトリティス[1992]年

これはかなり美味しいと好評です。滅多に入荷しないため
テヴネは5年ぶりくらいの再会ではないでしょうか。。。

マコネー地区のヴィレとクレッセの中間にあるカンテーヌ村にて、
15世紀からテヴネ家が所有しているドメーヌ。
ジャン・テヴネと息子のゴーティエによって伝統が引き継がれています。

飲み頃になるまで出荷をしないため『市場に出されたものはすぐに飲める状態。
とびきりのお勧め品である』とはフランスで最も信頼性の高いワイン専門誌クラスマン。
ドメーヌ・ド・ラ・ボングランはデカンティングにより、一層味わいが豊かになります。

粘土石灰土壌の畑からは主力の「キュヴェ・トラディション」が造られます。
上部の斜面には泥灰質土壌が広がりますが、この土壌はソーヌ河で発生する
霧由来の湿度を吸収、保つ性質があります。そのため、地中に蓄えられた湿度が
10月、日中の気温が高くなる日に蒸気として地上に放出され、
それが良質のボトリティス菌の発生をもたらし、ブルゴーニュとしては珍しい
貴腐ワインを生み出します。
(「キュヴェ EJ テヴネ」、「キュヴェ ルヴルテ」「キュヴェ ボトリティス」)

テヴネ氏は25年前から試行錯誤を繰り返し、複雑味を得るため、
できるだけ時間をかけて発酵を行なうべきだという考えに至りました。
アルコール醗酵は低温(約10~16度)でゆっくりと行い、
キュヴェ トラディションで16ヶ月、EJテヴネで2年にも及びます。
オーク樽は一切使用せず、オリとの接触面が広くなるよう横長のタンクで醸造しています。
長い醗酵期間中に酵母の活動が止まってしまうこともあるが、野生酵母に力があるため、
人工酵母を添加しなくとも、タンクを移し変えたりすることで再び酵母が活動します。

この長きにわたるアルコール醗酵の後、3~4ヶ月のマロラクティック醗酵に移行、
ワインはステンレスタンクで6~12ヶ月熟成します。オーク樽は一切使用せず、
澱引きは行ないません。時間をかけて行なわれる作りのため、
市場に出るのは、他ドメーヌより2年近く遅くなります。

とても滑らかな酸にしっかりとした太さのある味わいです。
1992年のブルゴーニュは赤ワインにとっては雨に祟られましたが
収穫の早い白ワインにとっては偉大なヴィンテージといわれ
1989年に匹敵、1990年よりも良い出来なのです!

100%貴腐葡萄(ボトリティス)を使用してワインが造られます。

白ワイン・極甘口(デザートワイン) 品種:シャルドネ100% 容量 375ml


●1991年産ワイン シャトーレゾルム・ド・ベズ・ルージュ・サンテステフ1991年
18世紀半ば設立。公式な格付けは成されていませんが
タンニンが強く構成もしっかりしており、
ブルジョワ級ながらサンテステフのグラン・クリュに匹敵する評価を受けるワイン。
名は畑に植えられていた楡(にれ)の樹=オルムに由来します。

1940年から格付け第2級に匹敵すると云われるシャトー・ランシュ・バージュのカーズ家が運営、
吉田店長が同シャトーを訪問した時も、レゾルム・ドペズは誇らしく飾ってありました。
(ジャン・ミシェル・カーズ氏はワイン漫画「神の雫」で
カーズおじさんとして登場し、ポイヤックで尊敬を集める人物)

これ以上の詳細、ワインの写真などは↓から
1991http://www.yoshidawines.com/product/825

※20年相応にオリがあるので3~7日前にボトルを立てておき
静かにオリが入らないよう注いでください。
ご家庭で楽しむならチーズより、イタリアの長期熟成の生ハムが
良いでしょう。こんなハムです↓
http://www.yoshidawines.com/product/121

サンテステフ村~
コス・デストゥルネルやカロン・セギュール、モンローズなどに代表される著名な銘醸地。
一般的にメルロー比が高いため柔らかなワインも多いが、
概ね長期熟成して真価を発揮する

オー・メドック地区の有名な4つの村では最北(下流)に位置し、
ジロンド川に流れ込むブルイユ川が、南隣のポイヤックとの境になっています。


※このページは以前「富山県高岡市 清都酒造場 「勝駒しぼりたて新酒2008」のページでしたが
ブログの残り容量が少ないため、ワインのページに更新しております。
コメントと内容にズレがあるのでご了承ください。。