vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール2007年、2008年、2009年 モメサン

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~2015年追記~
2015年時点での当店在庫は2007,2008、2009となっております。
2003,2004,2005は完売し、店長の私物しかありませんので
お問い合わせいただいても困ります(^^;

さて。。。クロ・ド・タールは生産者が、日本へある程度の数量を
割り当ててくれるおかげで、今までは暴騰を免れてきました。が、
2010、2011,2012年と値上がりラッシュになっているので
おそらく07~09が完売するのも時間の問題でしょう。


SOPEXA主催のブルゴーニュワイン試飲会で2000、2001を飲み比べる機会が2006年頃にあり、
一般的にはオフといわれるミレジムでも、素晴らしい作品となることを実感しました。

まず同社とロマネコンティ社の専門誌での獲得ポイント(画像)を比較してください。
2001年でさえ、この高評価!2002年と同等の9.5ポイントです。

また、1枚目の写真(クロドタールの評価)と
2枚目の写真(ロマネコンティ社)の評価を比べると一目瞭然ですが
DRCではロマコン=10点満点以外のラ・ターシュとは同格、
リシュブールやグランエシェゾーに至ってはクロドタールのほうが格上扱いなんです。
(2007年、2008年でも、それは揺るぎないでしょう。
La Revue du Vin de France 01 Jan 2010 18,5/20)

現地価格は徐々に高騰を続けていますが、毎年揺るがない最高のブルゴーニュワイン。。。
それがモレ・サン・ドニ村のグラン・クリュ「クロ・ド・タール」。

モメサンがモレ・サン・ドニ村に単独所有(モノポール)するグラン・クリュ
「クロドタール」は世界的な名声を得ています。
フランスのワイン評価誌「クラスマン」では数少ない三ツ星生産者。

1855年コートドールの格付けにて、特級として選ばれた畑を、
創業者の孫アンリ・モメサンは1932年に購入しました。
(1125年にディジョン近郊「ノートルダム・ド・タール」の修道尼達が、この地で
「囲い畑(クロ)」を作り、革命で没収されるまで所有。細分化はありません)

1995年より名手アンリ・ペローの後任として、アンリ・ジャイエに師事した
シルヴァン・ピティオを醸造長に迎え、評価が急上昇。
同氏はブルゴーニュ地勢図の執筆に携わったテロワール博士であり、
偉大な醸造家の一人に挙げられます。

ブルゴーニュ モレ・サン・ドニ村(モノポール)Bourgogne Morey-St-Denis
●モメサン クロ・ド・タール Mommessin Clos de Tart Grand Cru 

リーデル・エクストリーム ブルゴーニュを使用し、
トップノーズはイチゴ、カシス次いでシナモン、甘草、ダージリン無花果
樽熟成によるバニラのヒントも静かに寄り添う。

晩秋に収穫した赤い果実の完熟感を、酸と大地のミネラルが支え、
時を経てタンニンも紐解け…驚くほど滑らか。

可愛さ、優雅なフィネス、清々しいアフター。
栓を抜いて直ぐに美味しいタイプながら2日目も簡単に落ちません。
セラーに収納し微笑むだけではワインに失礼というもの。

果実味の希薄なブル赤をエレガントと誤魔化す風潮に疑問をお持ちの方、
クロドタールは期待に応える(見かけ倒しではない)1本でしょう。

銘酒クロ・ド・タールが貴方を待っている…

平均樹齢50年以上 樽熟成18ヶ月熟成 適温:16℃前後
瓶詰めまで澱引きなし。清澄・濾過処理も行わず手作業で瓶詰。
ミディアム~フルボディ 品種:ピノノワール100% 蔵出し 正規輸入品 



★クラスマン(Le Classement)★
フランスを代表するワイン格付け(購入ガイド)本。
ミシェル・ベタンヌ(Michel Bettane)とティエリー・ドゥソーヴ(Thierry Desseauve)の
スポンサー企業を持たない辛口のワイン評は世界中の支持を得た。

2005年まで両人が核を成したが彼らの独立後、2006年版からは
オリヴィエ・プーシェ(Olivier Poussier)らが担当。(言わずと知れた'00年世界最優秀ソムリエ)

また2008年から名をレ・メイユール・ヴァン・ド・フランス
(Les Meilleurs Vins de France)と改めました。

La revue du vin de France(RVF)を月刊で発行する。