vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

水芭蕉「PURE」シャンパン製法の日本酒!

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日本酒のようでシャンパン?

シャンパンのようで日本酒?

オレがアイツでアイツがオレで…

(ってどんな話だったか!?)


飲んだ瞬間、そんな事を呟いてしまったスゴイ作品。


有りそうでなかった酒にチャレンジした情熱に心を打たれました。


水芭蕉「PURE」by 群馬県利根郡川場村 永井酒造

シャンパーニュ地方と同じく瓶内二次発酵で造られた世界初!発泡性の日本酒。

シャンパン用ボトルに純米吟醸を(酵母を残したまま)瓶詰め。
二次発酵に1年近く熟成後、澱を除去、減少分を補充、コルク栓をし火入れ・熟成させます。

吟醸酒ならではの果実香を放ちながら華やかなブリュット(辛口)に仕上がっており、
和洋など食事の相性を選びません。
魚介類ならマリアージュするし、肉類ならクドさを流してくれるという優れもの。。

飲み飽きないのに、最後までピュア1本で通せる存在感もあります。

力強く美しく細かい泡は、シャンパンフルートに注いで2時間以上は消える事がありません。
(人工的なガス注入方式では15分で気抜けするでしょう)

数日置いて、ガスが抜けても普通に純米吟醸酒として美味しかったのに驚きました。


永井社長はシャンパーニュの名門「KRUGクリュッグ)」に何度も通い
シャンパンの製造方法を踏まえながらも「清酒」であることに賭けました。

構想10年、製法を確立するまでに5年の歳月と試行錯誤を繰り返し
特許を申請、平成20年11月にようやくお披露目となったのです。

酒蔵の哲学に共感し世に問う作品「MIZUBASHO PURE」

ワインしか飲まない方もお試しください。これは後世に残すべき作品でしょう。

NHKのドキュメンタリーでも取材され、問合せは殺到したそうですが
当店は富山県唯一の特約店にお選びいただきました。

スペックなど詳細↓
http://www.yoshidawines.com/product/472


※シュワシュワの酒なんて普通に売ってると思うのは大間違い。
このシャンパン製法の意味するところは、ワインファンならすぐ理解できる事でしょう。

水芭蕉ピュアは清酒として唯一無二の「瓶内二次発酵」を実現し、
泡の持続力において国内最長?ではないでしょうか。

アルコール添加をしないで辛口である事も「抜群の食中酒」として価値を高めています。

・活性にごりは、キャップに細い穴を開け、ガス圧で破損することを防いでます。
多くが甘味を有するので、食事中には不向きなものもあります。

・発泡清酒の多くはアルコール度数が低く炭酸ガスを注入しており、味も甘めでジュースっぽく、
良くも悪くも酒らしさはありません。(というより酒らしさを残すと微妙な味に…)