vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

ドメニコ・クレリコ バローロ チャボット・メンティン・ジネストラ 2004年&2001年

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一時期のバローロは名声に胡坐をかき、評判を落としましたが、
クレリコのような革新的生産者が復興の一翼を担うことになります。

追記:2008年12月2日よりパーカー97点の2004年産を販売開始!

イタリア・ピエモンテ州 ~ドメニコ・クレリコ Domenico Clerico ~
バルベーラ・ドルチェット・ランゲなどピエモンテの地品種に取組み、
葡萄樹の植え替え、新樽採用など品質向上を目指す創業1977年の新鋭。

イタリアワイン専門誌「エスプレッソ2006」にてイタリア全土から
最高生産者(3つ星)に輝いた僅か12のカンティーナの1つで
ガイヤ、カステッロ・ディ・アマ、オルネライア、テヌータ・サン・グイド(サッシカイア)
ダル・フォルノ・ロマーノなど豪華メンバーに並びクレリコの名も当然あります。

2001年と追記した2004年を紹介しましょう。

 ●バローロ・チャボット・メンティン・ジネストラ 2004年(DOCG)
Domenico Clerico Barolo Ciabot Mentin Ginestra 2004


ワインアドヴォケイト174号でバローロの当り年2004年産は
「ブラックチェリー、メントール、スパイス、チョコレートと甘く焦がした
オークの衝撃的な深さの味わいで完璧。
フレッシュ、伸びやかな例外的な余韻で、輪郭がクッキリとしている。
クレリコの完璧な傑作」とパーカーは97点を付けています。

熟成:オーク新樽18~20ヶ月+瓶6~8ヶ月熟成
品種:ネッビオーロ100% アルコール度数 14.5%
飲み頃予想2012~2024年  税込11999円 送料無料
 ↓ ↓ ↓
http://www.yoshidawines.com/product/344


 ●バローロ・チャボット・メンティン・ジネストラ 2001年(DOCG)
Domenico Clerico Barolo Ciabot Mentin Ginestra 2001

標高400mに植えられる単独畑(南向き)のバローロで、大当り年の2001年産。
オーク新樽18~20ヶ月+瓶6~8ヶ月熟成と風格があり、
プルーン、シナモンなど重厚で複雑な香り。ネッビオーロ由来の酸も健在です。

「クレリコのジネストラは、私を虜にした最初のバローロのひとつで
この生産者にとって代表作であり、この年の注目です。
飲み頃予想2011~2021年」とアドヴォケイトが記述するようにセラー向き。

ワイン会ではやや閉じておりましたが凄いポテンシャルとアルコール度!
今なら抜栓後にデキャンタを使い、20度で素晴らしい余韻をお愉しみください。
時間をかけて真価を発揮するスタイルです。

主な専門誌評価  パーカー95点  スペクテーター96点 
ガンベロロッソ:トレビッキエリ  ヴェロネッリ:スーパートレステッレ(96点)

品種ネッビオーロ100% アルコール14.5%
 ↓ ↓ ↓
http://www.yoshidawines.com/product/91


バローロといえばイタリアワインの基本的なエリア
ピエモンテの代表として必ずテキストにも出てきますね。

かつては「王様のワイン」・「ワインの王様」との賛辞を浴びました。

北西部、ピエモンテ州にて最高級のイタリアワインとされる
バローロ」を名乗るには、品質保証付ワインを示す
Denominazione di Origine Controllata e Garantita
(デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ/DOCG) として、
生産地、葡萄品種から製造法に至るまで厳格に規定されます。

目を閉じてもう一度、ジローラモさん風に発音しましょう。
「デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ」

…シニアソムリエ試験を受ける方でもない限りDOCGで構いません(笑

さて、教科書通りに学ぶとバローロは優れた産地なのですが、
実際は肩書きを利用する者も、それに頼る者も出現するわけで…
ボトルネックに貼ってあるピンク色=DOCG証明シールは過信しないでくださいね。