vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

ドイツビール

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「ドイツビールの凄さって何ですか!?」
そう質問されると涙が出るくらい嬉しい。

かつてジャズの名手、山下洋輔氏がドイツのジャズ・フェスティヴァルに
招聘された際のエピソード。
「ドイツ・ドイツと言われるけど、日本のビールのほうがウマイに違いない」と
根拠も、比較もなく軽く考えてたそうな。

ドイツ上陸後、すぐに氏は気付きました。比較以前の大問題に。
「えっ?ビールってこんなに種類があるの!?」

銘柄数もさることながら、多様性に驚愕し虜になったそうです。

普通のさっぱりしたもの。    白く濁った酵母入りのもの。
茶色いキャラメル風味なもの。 深炒りのコーヒーのようなもの。
燻製の香りが漂うもの。     ワインのように度数10%以上のもの。

特にヴァイツェンという白く濁った酵母入り小麦ビールは、
かつて貴族でしか口に出来なかった貴重品で、1000年の歴史があるんですよ(^^

今回は「ドイツビールセット」
まだ御存じない方、山下氏のように感激・カルチャーショックがありますよ!
日本では店頭で見つけるのが困難な銘柄ばかりです。(バラ販売は当店まで直接お願いします)

●エルディンガー・ヴァイツェン
通常のビールは大麦で造られますがヴァイツェンは小麦を用います。
フルーティなバナナのような香り・にごりは小麦ビールのみが
魅せてくれるもの。ミュンヘン随一の有名な醸造所。

●フランチスカナー・ヴァイツェン
かつて修道院で旅人のために生産されていた。
世界初のラガービールを誕生させたシュパーテン社が
700年の歴史を持つビールを受け継いだ作品。
「こんなに美味しいビール初めて!」と賛辞を頂きます。

●ヴァイエンシュテファナー・ヴァイツェン
1040年創業 「世界最古のビール製造会社」ヴァイツェンの中でも少し甘みを感じるスタイル。
ハーブやスパイスを使った料理に。

●ガッフェル・ケルシュ
ケルシュはケルン近郊でしか製造されません。(ケルンは大聖堂が世界遺産に指定された街)
爽やかな香り高いホップと口当りの良さが特徴で、苦味も少ない黄金色のビール。

●フランケンハイム・アルト  
アルトはデユツセルドルフ近郊でしか製造されません。昔ながらの製法で焙煎。
キャラメルのような風味で色は濃いめだが、苦味控えめのさっぱりしたビール。
ケルシュのライバル。スモークソーセージが最高!

●ケストリッツァー・シュバルツ
ゲーテも愛した黒ビールがケストリッツァー。英国のスタウトがエスプレッソとするなら、
シュバルツはサッパリめのカジュアルコーヒー。

●ビットブルガー・ピルスナー
ドイツ最大級の醸造所。モーゼル近郊の小さな街、ビットブルクにあります。
日本のビールは9割以上ピルスナー(ドライからモルツプレミアムまで、この範疇)
このようなドイツビールもお手本になっています。

●イェヴァー・ピルスナー
こちらは苦味とハーブのような香りが個性的な本格派。
ホップ産地が近くにあり、新鮮なホップを使える強み。
普通のビールのようで全く国産のピルスナーとは違います。
ビットブルガーとの違いもお楽しみください。

ドイツビールは鮮度が大事。仕入れも事前に賞味期限チェックを欠かしません。
状態の悪いビールを提供するより、品切れのほうがマシという考え方です。

ビールファンの方に美味しく召し上がっていただくため大量在庫はいたしませんので、
ご理解頂ければ幸いです。欠品の際は御容赦くださいね。

ドイツのソーセージはコチラ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/samuchosamucho/22347538.html

富山では夜のビア・バー「ニータ」さんでもドイツビールを愉しむことができます。
http://www.k4.dion.ne.jp/~nita/