vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

カロンセギュール1970,1975,1986,1994,2000,2002,2005年

イメージ 1

前回のグリュオーラローズの記事から間が開いてしまいました。

世界不思議発見で放送されていたらしい貴腐ワインの産地ソーテルヌを。。。と
言いたいところですがバレンタインが近いので、定番として有名なカロン・セギュールを紹介します。
貴腐ワインはホワイトデーの時が良いかな)


サンテステフ最北にあり、格付けシャトーとしても最北端に位置します。
ポイヤックからワイン街道2号線を北上すると観光バスが2台停まっていたコス・デストゥルネルを素通りし、
モンローズも時間が無く見送り、シャトー・カロンセギュールへ。
(さらに北上するとサンスーラン⇒ 「心の格付け第2級」ソシアンド・マレがある)


Chateau Calon=Segurの歴史はローマ時代に遡るほどですが、名声は18世紀から。

セギュール侯爵はラフィットやラトゥールを所有していたにも関わらず
「わが心カロンにあり」と最も愛していたという話が有名です。

格付け第3級ながらトップクラスの逸品を輩出しており、
1976年のパリ・テイスティングでは、1970年産がフランス代表として出品されました。


マスコミ嫌いと噂の?ガスクトン夫人だからなのか。。HPは無いし、地図にも掲載が無いため
現地で探そうと思っていました。

ヒュー・ジョンソン&ジャンシス・ロビンソン著「世界のワイン地図」のコピーと
畑の周囲にはブルゴーニュのように石壁がめぐらされているという記憶もあり、スムーズに到着。

しかし庭師さんに訊くと残念ながらマダムは不在とのこと。
気さくなマダムらしいので一目だけでも会いたかった。。。まぁ、アポ無しなので仕方がありません。


前回のナパ訪問時はカレラのジョシュ・ジェンセンさんやABCのジム・クレンデネンさんに
アポ無しで会えたので気軽に考えていました。思えばあの時が幸運だったのでしょう。


ポンテカネに急いでたので写真は一枚だけ。



さて、サンテステフでも特に長命といわれるカロンですが、
どうも若いワインばかりが売られている様子。

カロンセギュールでさえあればイイんじゃね」的な。。。


ノンノンノンノン!(人さし指を振りながら)

外観はハートマークで可愛いかもしれないが、中身は硬派!
セギュール公爵のハートのように一途でクラシックな造りなのです。

のんびり熟成したものを飲んでみてくださいね。ちょっと高いけど。。ほぼ楽天最安値以下に設定できました^^;

結婚記念アニヴァーサリーや生まれ年のカロンはいかが?

今回は1980年代の偉大な年も揃っています。
いつかこれで垂直テースティングやるので、今のうちに募集しておきます。


フランス ボルドー 格付第3級
●シャトー・カロン=セギュール・サンテステフ
Chateau Calon Segur St=Estephe

2013年4月追記:現在は1970,1975,1983,1989,1990,1994年が揃っています。
完売の際は御容赦ください

~追記~
マダム・ガスクトンは昨年9月にお亡くなりになりました。http://bit.ly/p0zW3P
私の訪問はご逝去の二日後、車は一台も停まっておらず静寂な感じでしたが
そうだったんですね。。。。庭師さんの「居ない」が「もう居ない」だったなんてショックです。
お知らせくださった keytaccataさん、本当に有難うございました。


前回記事 ~グリュオーラローズ訪問~
http://blogs.yahoo.co.jp/samuchosamucho/52591434.html