vintagewinesのブログ

歳を重ねたワインが大好きです(^^)

セラファン・ペール・エ・フィス ジュヴレ・シャンベルタン「レ・フォントニ」1994

イメージ 1

フランス ブルゴーニュ ジュヴレ・シャンベルタン
France Bourgogne Gevrey-Chambertin

500ヘクタール弱とコート=ドールで最も面積の広いアペラシオンがある
ジュヴレ=シャンベルタンでは 3分の2をアペラシオン・ヴィラージュが占めるが、
およそ半分は国道74号線の東の平坦地に位置している。

ヴィラージュと74号線の西、特にグラン・クリュやプルミエ・クリュに接する区画では、
テロワールは別物で、同ACを名乗るのが不思議なくらい、品質に差異が見られる。

~ドメーヌ・セラファン ペール・エ・フィス Domaine Serafin Pere & Fils~
(クリスチャン・セラファン)
古くから優秀ネゴシアンに葡萄を供給した伝説の生産者で、名声を陰で支えました。

ポーランド移民二世である1940年生まれのクリスチャンが当主。
収量が少なすぎるのを案じ、モレ、シャンボルを90年代半ばに加え、もう引退寸前というところ…
ドメーヌを譲るべく働いてきた息子ロイックを2002年、事故で亡くしました。
(ラベルのフィス=息子の部分にどうしても涙腺が緩んでしまいます…)

造りは流行のビオではないのですが、醸造には野生酵母を用い、
有機栽培で耕作され、骨格を付与するタンニンや酸の抽出のため、
ヴィラージュ以上は平均3割ほど果梗を残します。
(ACブルゴーニュはすぐ愉しめるよう100%除梗)

平均樹齢は50年のヴィエーユ・ヴィーニュ。
樽熟は年毎に多少異なり、ヴィラージュで5割以上の新樽、
V.V.、プルミエ・クリュ、グラン・クリュでは100%となり、
ACブルゴーニュも年によっては全て新樽という樽の魔術師。

畑は元々ジュヴレシャンベルタンに5ヘクタールと少ないうえに
さらにヴァンダンジュ・ヴェールトも付し、収量を徹底的に抑え、
ジュヴレでは最も遅い収穫。清澄、濾過もしないため色濃く深みがあります。

参考までにパーカー氏は「ジュヴレには期待を裏切る生産者が多い」と前置きし、
クリスチャン・セラファンに「数少ないスーパースターの一人」と
5つ星の賛辞を惜しみません。(クロード・デュガ、デュガ=ピイと並び、3生産者だけ)

フランス ブルゴーニュ地方 ジュヴレ・シャンベルタン
セラファン・ペール・エ・フィス Domaine Serafin Pere & Fils
●ジュヴレ・シャンベルタン レ・フォントニ(プルミエクリュ) 1994
Gevrey-Chambertin Les Fontenys 1er Cru 1994

味など詳細は↓
http://www.yoshidawines.com/product/79

赤 蔵出し リーファーコンテナ